
日本の春を感じるものといえば、間違いなく「桜」ですね。
開花宣言から始まり、三分咲き、五分咲き…そして満開と、あらゆるニュース番組で報じられます。毎年のことなのに、それでも桜は日本人に春の到来を告げる使者なのです。
さて、フランス人が春を感じるものといえば、やはり「イースター」になるのではないでしょうか。フランスではPâques(パック)と呼ばれ、イエス・キリストの復活を祝うものですが、家族や友達と楽しい時間を過ごす、クリスマスに並ぶ一大イベントなのです。
最近では日本でも親しまれている方もいらっしゃると思いますが、ハロウィンの方がメジャーな感じがしますよね。ちなみにフランスではハロウィンの方がマイナーとの事です。
そしてパックといえば、何といってもチョコレートです!
3月くらいからパックモードに突入し、卵、ウサギ、ニワトリ、鐘をモチーフにしたお洒落で可愛いチョコレートたちがショーウィンドーを飾ります。
フランスの子供たちにとってはチョコレートがもらえる超がつくほど嬉しいイベントなんです!
チョコレートがもらえる…なんてエキサイティングなイベントなんでしょう!羨ましすぎます!私の子供の時にパックのイベントがあれば…多分すさまじく食していると思います。
ちなみにフランスでチョコレートが一番売れるのがパックの時期なんですって。そんな春を告げるパックを楽しむアイテムをご紹介させていただきます。
フランス ミシェル・コーガン(Michel Caugant)ウサギのテリーヌポット

まずはパックのシンボルのひとつウサギ。繁殖力が強いことから「繁栄」、「生命」のシンボルになっています。
フランスのブルターニュ地方のロスポルデンという町のパテ職人の息子ミシェル・コーガンが1950年ごろよりパテを入れる容器として、テリーヌポットを作るようになりました。
テリーヌポットコレクターの間では人気の商品です。
ハンドペイントの毛並や細やかなディテールなど、精巧なつくりでありながら愛らしい表情が印象的です。このつぶらな瞳たまりません!
上下に分かれていてパテを入れ、お菓子入れなど食卓でお楽しみいただけます。もちろんインテリアとしてもあなたの心を掴むのは間違いなしです。
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ドイツ ニワトリのチョコレートモールド

次はもうひとつのシンボルであるニワトリです。雌鶏は卵を産むことから「生命」のシンボルになっています。
現在ではプラスチックモールドが主流ですが、ヴィンテージだけあって金型のモールドになります。留め金も3つ付属されていますので、しっかりとチョコレートを作っていただけます。大き目のサイズになっているので、フランスで売られているようにニワトリチョコの中に卵チョコを入れてチョコinチョコも楽しめますよ!
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ババリア サキソニー柄エッグスタンド

パックの時に卵を食べると、「無病息災」や「病気を追い払うことができる」と言われています。ドイツのバイエルン地方で作られたババリアのエッグスタンド。人気あるサキソニー柄のエッグスタンドは、珍しいのではないかと思います。
パックの時に、ゆで卵にマヨネーズを付けただけの「ウフ・マヨネーズ」というものがあるみたいなので挑戦してみてください。
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今年のパックは4月20日です。
そう「今年は」なんです…パックは毎年日にちが変わる移動祝祭日になるんです。
これがパックを忘れてしまう最大の要因なんです。
今日は何日だっけ…?あれ何曜日だっけ…?
こんな感じの私には、毎年変わるパックを楽しむのは難関過ぎるんです…。
今回は事前にチェックしているんで、今年こそはパック楽しみます!
「チョコ作ります!子羊食べます!」の、はずです…。