いつの時代も人は「黒」に魅了される。

みなさんは「黒」のお洋服や小物、インテリア家具などいくつお持ちですか?

ひとつやふたつでは済まないはずですよね。
原色好きのこんな私でも「黒」のワードローブアイテムは充実しております。フォーマルはもちろんカジュアルも良し。そしてシックでエレガントさもあり、モードなスタイルにも相性抜群で使い勝手よしです。

しかもシルエットをスッキリ見せてくれる…これ最重要です(笑)

家電製品やインテリア家具なども2000年前後あたりから「黒」が増えだした記憶があります。子供のころは、家電と言えば「白」が当たり前だったので、少し驚いた記憶があります。
今では、定番中の定番と言っても過言ではない「黒」のアイテム。昔はどうだったんでしょう…気になりますよね。そこでヨーロッパの「黒」の歴史を遡ってみたいと思います。

まず黒い服が流行したのが14世紀後半から15世紀あたりのルネッサンス時期だと言われています。始まりはイタリアのフィレンツェやヴェネチアの貴族たちに贅沢な服禁止!黒い服を着ろ!的な法令により、その流れでフランスへ伝わったという説があります。
日本においても江戸時代に同じような法令が出され黒の着物が流行ったみたいです。

そのあと16~17世紀のバロック期でも黒の服が流行ったそうです。中世の時代からファッションの流行は繰り返されてるんですね。
それから時代は進み19世紀後半になり、ルノワールの絵画には男性は「黒」一択。女性の多くも黒い服を纏っています。

そして何よりアンティーク界隈ではコレクターさんも多い、ナポレオンチェアを代表する「黒」のインテリアや装飾品が大流行します。シノワズリ(中国趣味)の一環として発展し、東洋の漆に影響されたそうです。もちろん家具だけでなく、レースや日傘などの小物も「黒」が一世を風靡しました。
当時のヨーロッパでは「黒」を洗練されたスタイルとして、貴族から一般庶民まで愛された流行色だったんですね。

現代のフランスにおいても黒い服を着ている方が多い感じがしますよね。これは80年代のギャルソンやヨージヤマモトなどの影響を受けているそうです。

それにしても「黒」って「格式や洗練」、「闇や喪」といった相反するイメージを持った珍しい色と言ってもいいでしょうね。そんな表と裏のイメージが混在した不思議な色だからこそ、600年以上も前から人々は「黒」に魅了され続けるのかもしれませんね。
とっくの昔に大人になった私ですが、洗練された大人の雰囲気が微塵もありません…残念ですが、これっぽっちもです。

来年こそは「黒」のパワーで何とかしてほしいものです…。
それでは来年も皆様にとって良い年であるように祈りつつ、今年最後の新着商品のご紹介をさせていただきます。

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みんな大好きなエンジェルたち!

エンジェル(天使)が嫌いな人は手をあげてくださ~い!

愛らしさと幸福感に満ち溢れたあの笑顔を見て嫌いだなんて、絶対、いやほとんど、たぶん…少ないのではないでしょうか?
なんたって幸せを届けてくれるんですもの!

そんなエンジェル(天使)ですが、実は階級社会の真っただ中にいるの知ってましたか?意外に知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「そんなの常識!」というエンジェル通の方には最初に謝っておきます。
知っている風に言っている私ですが、詳細まではあまり知らなかったので、この機会に少し調べましてみました。

天使の階級には諸説ありますが、キリスト教の天使の階級として3つの階層「父、子、聖霊」があり、そのひとつの階層に3つの位があり、計9つの階級が存在しています。

上から父の階層「セラフィム、ケルビム、スローンズ」は神に最も近い存在。子の階層「ドミニオンズ、バーチューズ、パワーズ」は宇宙の秩序と力を司り、聖霊の階層「プリンシパリティーズ、アークエンジェル、エンジェル」地上世界に最も近い天使と言われています。

かなりの階級が存在していたんですね…意外でした。

様々な天使たちがいる中で、私たちに最も身近な存在といえば聖霊の階層のエンジェル(天使)たちですね。神の重要な使命を伝える存在のアークエンジェル(大天使)と人々に最後まで寄り添ってくれているエンジェル(天使)が特に身近な存在です。絵画やポスター、そして多くのエンジェルグッズはこのエンジェルたちなのです!そんな私たちがよく見かけるエンジェルたちは一番下の階級だったのです…。

いいんです。エンジェルたちは可愛いんですから。「そんなの関係ねぇー!」です。
そう言っても仕事の役割別みたいな階級なので、残酷な階級社会とは全く異なります。

まだまだ調べればいろんな情報が飛び出てくるのですが、これ以上エンジェルのことを書くとものすごい量の文章になってしまいますし、そろそろ私のキャパオーバーに近づいておりますので…いやオーバーしてますね…。

もっとエンジェルに詳しいお方、また教えてください!
とりあえずエンジェルのお話は、ここらへんで失礼させていただきます。

そんなこんなで、クリスマスを前にエンジェルたちに幸せと愛を届けてもらいましょう!

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人気のフェントン「オパールセントガラスのホブネイルシリーズ」が入荷しました!

この灼熱の暑さに嫌気がさしてダラダラと過ごしている中、嬉しい商品の入荷がありました!

USAフェントン社の人気シリーズ「オパールセントガラスのホブネイル」6点です。

お店に並ぶのは久しぶりなので、簡単にご説明を。

1905年にアメリカのフェントン兄弟が創業したガラスメーカー。機械化が進み大量生産が主流の1940年代~70年代においても、ハンドメイドにこだわった美術性の高いグラスウェアを製作していました。

残念ながら2011年に100年以上続いた歴史に幕を下ろしましたが、美しさと可愛らしさを併せ持つフェントン社のガラスウェアは、実用性よりもインテリアとして非常に人気が高く、現在に至るまで、アメリカアンティーク好きにはたまらない代物となっています。

ハンドメイド生産のため数が少なく、稀少価値が高いのも魅力のひとつではないでしょうか。

今回入荷した「ホブネイルシリーズ」は1930年代に大ヒットしました。名前の由来は、突起のデザインが靴の鋲底に似ていることから名づけられました。フェントンの代表的なシリーズです。あのファイヤーキングよりも20年以上も前に製品化していたそうです。驚きです。さらにベースは「オパールセントガラス」なんです!ミルクガラスのような乳白色と透明感を併せ持つアンティーク感漂う佇まい。ロマンティックすぎます。1940年代から作られ、名前の通りオパールの輝きを放つ宝石のようなガラスです。底部はクリアそして上部になるにつれ、薄いブルーそして乳白色へのグラデーションする様は、暑さを忘れさせてくれるほどの衝撃の美しさです。

私が大好きなアールデコの巨匠ルネ・ラリックの作品にもよく見られるオパールセントガラス。彼が愛した理由が分かります。

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象嵌(ぞうがん)をもっと身近に。

異なる素材を組み合わせて、模様を象(かたど)って嵌(は)め込む象嵌(ぞうがん)。
紀元前に現在のシリアで誕生し、世界はもちろん日本にも広まったとっても歴史のある工芸技法ですが、日常生活でその存在を認識することはあまりないですよね?
象嵌の技術自体に価値を感じる方も多いはずなのに、絶対的に職人さんが少ないという現実があるんでしょうね…寂しいばかりです。

そんなことを考えてるときに、YouTubeでフローレンスモザイクの老舗工房の動画を視聴する機会がありました。
ナレーションで石を切断し接合するだけで最低でも10年の修行が必要だと…これは理解ができます。
石を精密に切断して隙間が生まれないように完全に接合するなんて尋常じゃありません。私なら10年どころか生まれ変わっても出来ないでしょう。
しかし最終的にそれを絵にするというのは生まれ持った才能が必要だというのです…絶対音感的な話じゃありませんか!

そりゃ~職人さん少ないはずだ…納得です。

集中力も器用さもないうえ、才能なんて微塵もない私はもう無理です…って、いつの間にか職人さんになると考えていた自分に驚きです…。
こういう動画を見ると、どうしても影響されるんですよね(笑)
そんな数少ない職人さんをリスペクトしつつ、今回は象嵌の技術が光る伝統工芸品のヴィンテージをご紹介いたします。

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